【自然派ワインとは?】自然派ワインの誤解をここで改めておく。
- 2021.05.01
- ワインを造る
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こんばんは。ソムリエのサカナです。
昨今、SDGsとかカーボン・ニュートラルなどの地球環境への配慮が叫ばれておりますが、「サスティナビリティ(持続可能性)」が農業を中心にキーワードとなってきました。
もちろんワインも「葡萄」という自然の産物を最大限に生かして造ったお酒であり、自然環境に配慮した持続可能な栽培を行う生産者も、それを求める消費者も増えてきました。
しかしながら、なかなかワインを選択し、消費する一般消費者にはこの「自然派ワイン」「ビオワイン」などのイメージが何となく一括りにされており、
どれも何となく自然に優しいワイン造りをしたものなんでしょ?農薬とか使ってなくて、身体にも良さそうなイメージだけど。
という形で捉えられている方々が多いのではないでしょうか。あながち間違ってはいないのですが、少しこの「自然派ワイン」を含めた自然環境に優しそうなワインたちを深掘りしていければと思います🐟
出来るだけ自然に介入しないワインでしょ?
と勘違いされている方は多いのではないでしょうか。それは違うのです。
自然派ワインの定義ってなに?
「自然派ワイン」「ビオワイン」「有機ワイン」「無添加ワイン」の違いとは?
「自然派ワイン」「ビオワイン」といった言葉に明確な定義はなく、使い分けも曖昧なのが実情ですが、サカナ的に注目すべき点は2点!
- 栽培面
- 醸造面
このどちらの側面により焦点を当てているか、もしくはどちらも網羅した形で言っているのか。ということで棲み分けがされているように感じます。
「自然派ワイン」は、ざっくりと「自然に優しい造り方をして、葡萄本来の力をありのままに引き出すことに心血を注いだワイン」の総称です。かつては栽培の仕方に焦点があてられることが多かったのですが、現在では栽培・醸造の両者において配慮されていると考えてもらって構いません。認証機関の有機認証の有無などは、この総称の括りでは関係がなく、造り手のフィロソフィーがワイン造りに反映されているかが重要です。
「ビオワイン」の「ビオ」という言葉は「バイオ」のフランス語。「バイオ」の意味は、
他の語の上に付いて、生命の、生物に関する、の意を表す。
bio(バイオ)の意味 – goo国語辞書
また「自然派」というのも「自然に配慮した系統の」という意味合いであり、「ビオワイン」「自然派ワイン」いずれをとっても「自然の生命・生物に関して考えられた・配慮されたワイン」という意味合いになります。自然界に配慮されて造られたワインの総称のようなポジショニングでしょう。
フランス語と英語をミックスした「ビオワイン」という造語を、日本のワイン界は好んで使ってきましたが、これは国際的には通じません。日本語って多言語をミックスした造語を響きの良さで使うことが多いですからね。
- フランス語:ヴァン・ナチュール(←カタカナ的にはこの単語をサカナはよく聞きます🐟)
- 英語:ナチュラル・ワイン
- イタリア語:ヴィーノ・ナチュラーレ
これらも全て総称に値するポジションで、「自然派ワイン」と同じ意味合いの括りだと捉えています。
また「ビオワイン」だけは、全体的な総称としての意味合いがある中にも「栽培面」に少し寄ったイメージがあります。なぜなら農法を表す言葉に、「ビオ=バイオ」の文字がついているからです。
「無添加ワイン」=「酸化防止剤無添加ワイン」のことを基本的には指しており、その他の食品添加物も無添加の場合がほとんどですね。「亜硫酸塩」という酸化防止剤はワインを守るためにはとても重要な抗酸化作用を持つ、添加物で、ワインのアルコール発酵時にも自然と生成されるものです。必要最低限の亜硫酸はワインの本来の美味しさを守るために必要不可欠なのですが、それを過剰に使用することはワインにも人体にもよくはありません。
詳しくは、サカナのワイン講座のこちらの記事を読んでみてください。
上の記事内にも書いておりますが、「無添加ワイン」にするためには、非常に多くの人的介入が必要であり、設備投資や人口酵母の選定、ワインの加熱など各社の製造工程を見てみなければ、その品質がどのようなものか判断しかねます。また「有機栽培」とは全く無関係な「醸造面」にのみ焦点を当てたものです。
一番「自然派」という括りでは遠い存在のような気がします。「自然派ワイン」の醸造の中で、「亜硫酸無添加」はキーワードになるかもしれませんが、「無添加ワイン」と「自然派ワイン」の位置づけは別物と捉えた方が良いでしょう。
自然派農法の違い
「有機ワイン」「オーガニックワイン」と呼ばれるものは、「有機栽培」=「オーガニック栽培」でつくられた葡萄を用いたワイン。より「栽培面に寄った」呼び方ですね。
そしてここで注意しておきたいのは「有機(オーガニック)ワイン」は認証機関の厳しい認定を得て、謳っているものであり、「自然派ワイン」は必ずしも「有機栽培の葡萄ではない」ということを覚えておく必要があります。
自然派ワインの造り手が独自に考える自然に配慮した方法で、手掛けられたワインも「自然派ワイン」の総称には含まれています。そして認証を得るには、それなりのお金💰がかかるので、「うちは完全に有機栽培だけど、認証機関に払うお金がもったいないから、敢えて有機認証なんてとってないよ!」なんて生産者ももちろんいます。ワインの情報を深掘りしないとなかなかこの判別は難しいですね…
また葡萄の有機栽培農法にはいくつか方法があります。EU法では厳密な規定を3年以上守って葡萄を栽培した場合に認証資格を得ることができ、前述のように認定を受けて栽培された葡萄のみを使用して造られたワインを「有機ワイン」と表記できます。
画像引用:10004030_1.jpg (550×550) (wowma.net)
有機栽培を定義すると、「化学肥料や化学合成農薬などを使用せず、土壌の持つ力を活かし、環境への負荷をできる限り少なくする農法」と言えます。
有機ワイン先進国のヨーロッパでは、「有機栽培」のカテゴリーを2つに分けることが出来ます。ワイン界の大御所フランスを中心に以下のようになっています。両方フランス語ですね。
- ビオロジック(biologique)=殺虫剤、除草剤、化学肥料の使用をしない。いわゆる有機農法。
- ビオディナミ(biodynamie)=ビオロジックの一種。哲学者シュタイナーの唱えた、月や天体の運行に合わせた農作業を行う農法。
「ビオロジック(仏)」=「オーガニック(英)」のことで、科学的に精査された自然に優しい農法を用いてつくられた葡萄を用いたワイン。
「ビオディナミ(仏)」=「バイオダイナミック(英)」農法とは、有機栽培よりさらに進んだ考え方で、1924年にドイツの思想家ルドルフ・シュナイダーが提唱した「自然な環境で土壌と植物を保全し、価値を与える取り組み」から設立した農法です。
ビオディナミ農法では、ブドウ畑を生きた生命体として捉え、生命体の統一性、バランス、抵抗力を高め、大地、空、地球、生態系の間に調和のとれた生命条件を創り出すことを目的としています。そして葡萄栽培において太陰暦や占星術を農業カレンダーとして用いて、天体の動きの中で葡萄栽培を進めたり、牛の角や水晶の粉などを畑の生命体を活発化させるために用いたりと超自然的な目に見えない生命世界のエネルギーを捉えながら葡萄を栽培しています。(少しオカルトちっくな感じ🐟)
「ビオワイン」はこの2つの「ビオ」という文字に通じている側面があるので、総称的なポジションの中でも「栽培面」寄りなポジションであると理解ができます。
またもう一つ、有機栽培ではないのですが、「減農薬栽培(リュット・レゾネ)」という農薬や化学肥料の使用を最小限にとどめた葡萄栽培をしているスタイルもあります。
「リュット・レゾネ(lutte raisonnée)」を直訳すると、「合理的対応」となりますが、必要な時にだけ必要最低限の農薬や化学肥料を使用するという、2004年にフランスで導入された「減農薬農法」です。
出来るだけ化学的な肥料や農薬をしようしないという考え方は共通ですが、葡萄という自然の産物はその年の自然環境によって非常に大きな影響を受けます。そのため安定した葡萄の収穫が難しいと判断される年ももちろんあります。このリュット・レゾネは病気なることがわかっている葡萄の環境などにおいて、「必要最低限の措置」をするという人間と自然のバランスをとった形と言えます。
「化学的なものは全部悪だ!」と決めつけるのは、やめましょう。ワインという人間のために造られるお酒という時点ですでに「自然なものではない」のです。自然との調和を考えながら造られ、私たちの前に並ぶ美味しいワインに感謝して美味しく嗜みましょうね。
有機認証機関
ヨーロッパを中心に各国様々な認証機関があり、この認証機関のマークがついているワインの葡萄は「有機栽培」であることを意味しています。ざっと有名どころをリストアップしておきます。
- フランスの国際有機認証機関「エコセール(エコサート)」
- EU加盟各国のオーガニック認証の共通ロゴ「ユーロリーフ」
- フランスのオーガニック認証団体「アグリカルチャービオロジック」
- 日本農林水産省のオーガニック認定マーク「有機JAS」
- ドイツのオーガニック認証機関「デメテール(デメター)」
- フランスのビオディナミ農法によるワイン生産者団体「ビオディヴァン」
- ビオディナミ農法の先駆者ニコラ・ジョリー創立の生産者団体「ルネッサンス・デ・アペラシオン」
画像引用:
“自然派ワイン”の基礎知識【前編・2020年版】ナチュラルワイン、オーガニックワインからビオディナミ、リュットレゾネまで | Winomy-ワイノミ- ワイン持ち込みOKのお店が探せるグルメサイト
他にも有機認証機関はとってもたくさんありますが、上記のもので十分かと思われます。
気になる方はこちらのサイトにいっぱい載ってました!ご参考までに。
オーガニックワインの専門店『eurovin』: 世界各地のワインをお手頃な価格で販売するお店 ユーロヴァン
自然派ワインの捉え方
大量生産&大量消費や人的コストの削減などの背景にフランスでは、1960年代の除草剤の散布、1970年代の化学肥料の使用からはじまった死活畑の負のスパイラル。歪な自然環境から生まれた葡萄を整えるために使われた人工添加物。そこから原点回帰を起こします。
様々な歴史と人々の価値観の変遷を繰り返しながら、ワイン現在に至る文化を形成してきました。
今も少なからず「自然派ワインは臭い」というイメージから避けている人もいるでしょう。
かつては、清潔なワイン保管庫を維持することを怠ったり、亜硫酸無添加を絶対の善だと思っていたり、アンフォラの多用や醸しの最中の果房管理を怠るなど、「自然のままに」という意味を間違った方向に捉えていた初期「自然派ワイン」の造り手たちが、今よりも醸造技術も低かったこともあり、失敗作を多く造り、そのまま世に送り出していました。
ブレタノマイセス酵母によるブレットと呼ばれる「馬小屋、獣臭」などの不快な香りが出ているものや、無濾過による強い還元状態に傾き硫化水素が発生することによって「下水溝、火薬、硫黄臭、豆香の強い刺激」がワインに現れたり、揮発酸が出過ぎて酸っぱすぎる状態になっていたり。
自然派=「臭い・不味い・汚い」のようなイメージを持たれている方もまだいらっしゃるのかもしれません。
しかし自然派ワインが台頭し始めて20年でその品質は確実に進化しています。葡萄栽培とワイン醸造は長いスパンでその結果が努力の結晶として現れます。トライアンドエラーを繰り返しながら、その土地に向き合った人々がその土地らしさ(テロワール)を体現したワインを造り上げ、さらにその品質を最高にするべく日々研究されています。非常に清潔で安定した品質を追求した素晴らしいワインが現在多く生み出されています。
「自然派ワイン」と一括りにまとめてはいけません。
人間が様々な思いを持って、異なる土地で、異なる環境で造られるワイン。「自然派」という共通する概念はあっても、造る人が違えばもちろんその中身も異なります。全世界の全てのワインに向き合うことは、あまりにも難しいですが、自分が出会う1本1本のワインのその違いに思いを馳せながら楽しむことはワインライフの充実にも繋がります。その思いをWeb上から覗いてみてください。
美味しいワインには、それを謳うべく良い情報が必ず載っているはずです。そして、丁寧に造られた美味しいワインには、その分のコストが乗っています。「葡萄の一粒一粒を人の手で選果する」その作業を想像するだけでも、大変な手間がかかって生み出されているんだなと理解できます。
ワインの魅力に取りつかれてきたあなたには、デイリーなお手頃ワインとは別に、こだわりのある「自然派ワイン」を楽しむということにも手を伸ばしていただきたいと思います。
サカナも自然派ワインに傾倒しているわけではもちろんありません。一番は「美味しいかどうか」のシンプルな基準をもってワインを飲んでいます。じつは「自然派かどうか」をほとんど気にしてなくて、美味しいから情報を見てみたら有機栽培だったとか、ビオディナミだったなんてことの方が多いです🐟🍷
亜硫酸
「自然派ワイン」というと、有機栽培や自然に優しい栽培かどうかだけが、かつては注目されがちではありましたが、「亜硫酸を醸造に極力使わない(必要最低限の量を見極める)」ということが合わさってはじめて「自然派ワイン」というカテゴリーになると思われます。
亜硫酸は、スティルワイン(発泡性のないワイン)においてEUの規定量は、赤ワインで150ppm・白ワインで200ppmまで最大値として認められていますが、「自然派ワイン」は大体MAXでも70ppmまでしか使わないでしょう。
亜硫酸の力に頼らないということは、「澱の還元力の力を借りる」ということ。
そして醸造の初期段階から、極力酸化させないようなケアや細菌汚染にならないための清潔な環境整備を心掛け、ワインを守る役割を担う酸度と糖度(アルコールに変換されてサインを守る)を適宜チェックして、「澱の濁度がこのくらいなら発酵が上手くいき、極力亜硫酸を添加せずに済む」ということを経験則から導いています。すごいですね!
「何もせずに葡萄を放置して、自然にできたワインが自然派ワイン」というのが全くもって勘違いで、人がしっかり介在して手間暇かけて丁寧にケアし、さらに長年培ってきた醸造の経験則があってはじめて「葡萄の持つ本来の力を発揮した美味しいワイン」が出来上がっているのです。
ここまで見てきたように「自然派ワイン」というのは、
自然環境に配慮し、葡萄の力を最大限引き出す栽培と醸造を行うために、多分に人的介在をして、実直に葡萄とワインに向き合ってできたワインのこと。
というのが正解でした👍
手が届く!おすすめ自然派ワイン3選
①スーパーでも手軽に買えるチリワイン「コノスル」
皆さんおなじみ「自転車」がエチケットに描かれているチリワインです🚲🍷
コノスルの設立は1993年。ニューワールドのスピリットを伝える、表現豊かで革新的なプレミアムワインを造るいうビジョンを持って設立されました。コノスルとは「南向きの円錐」という意味で、気候風土に恵まれたワイン産地を擁する、南向きの円錐形をした南米大陸を表しています。
2000年からサンタ・エリサ葡萄園の40haの畑で、オーガニック農法のプログラムを開始。
2003年にオーガニック認証を受けた葡萄を初めて収穫。
2009年にサステナブル開発分野を新設。エントリーレベルのワインに軽量ボトルの使用を開始。二酸化炭素排出量を詳細に計算し、製造工程において排出する温室効果ガスの排出量を獲得。
サスティナビリティ(持続可能性)も含めて、自然環境に配慮したチリのリーダー的ワインメーカーとなっているコノスルは世界においても高い評価を得ています。
ちなみにコノスルのラベルに描かれた自転車は、毎日畑へとペダルをこいでいくワーカーたちへの敬意と、自然のサイクルを基本としたコノスルの葡萄づくりを表しています。
②お手軽本場フランスワイン「レ・グランザルブル」~ワイン造りに魅せられた夫婦が自然と共に造りだすワイン~
1995年、ドゥロネー夫妻(ローランとキャサリン)によって設立されたワイナリー。代々ワインの製造や販売に携わってきた家族に生まれ育ったふたりは、ブルゴーニュワインの造り手であるという誇りをもちながらも世界中でワインの醸造を学んできました。ワイン造りが大好きなふたりはラングドック=ルーシヨンの底知れぬ可能性に見入られ、ペイ・ドックのワイン造りに傾注していきます。
そして、15年ほど前からオーガニックワイン造りに着手。それは、有機栽培の農家を助けたいという一つの想いからでした。 長年の有機栽培農家との取り組みにより、ワインはフレッシュで果実味豊か、そして繊細なものになりました。葡萄の全てを引き出し、雑味のないぎゅっと凝縮した果実味を楽しむことができるオーガニックワイン。
出典:レ・グランザルブル ワインショップ わいんの窓 (winenomado.net)
化学肥料や殺虫剤を使わずに環境に配慮して栽培されたぶどうから造られたオーガニックワインです。フランスの国際有機認定機関「エコサート」の認証を受けています。EUのユーロ・リーフ付き。
③自然派ワインの代名詞。フランス、ブルゴーニュ「フィリップ・パカレ」
自然派ワインの代名詞的存在であり、ブルゴーニュ愛好家を魅了してやまないフィリップ・パカレ。繊細なピノ・ノワールにテロワールの特徴を密に反映させ、造り出される純度の高い味わいは、自然派の枠に捉われず、多くのブルゴーニュラヴァーを魅了しています。
ビオディナミ農法の先駆者であり、「自然派の神」と呼ばれたジュール・ショヴェ氏のもと、パカレ氏は大学で「自然栽培と酵母」と「土壌と酵母」について研究を深め、卒業後ビオロジック農法団体「ナチュール・プログレ」に2年間従事。その後、ワイン造りを極めるためにローヌ地方シャトーヌフ・デュ・パフの第一人者「シャトー・ラヤス」、そしてブルゴーニュの名門ドメーヌ「ルロワ」で修業を積んだ後、D.R.C.の社長が共同経営を務める「ドメーヌ・プリューレ・ロック」の醸造及び販売責任者を務めました。
自らの理想とするワイン造りを目指し独立し、2001年からフィリップ・パカレとしてワインを発表。今や自然派ワインの代表格というだけではなく、ブルゴーニュの入手困難な造り手の一人として国内外から広く人気を集めています。
フランスの銘醸地ブルゴーニュワイン好きなら知らない人のいない人気のフィリイプ・パカレ。少しお値段は張りますが、こちらのボジョレーやムーラン・ナヴァンなんかはまだ手が出せるかも!
通常のボジョレーは瓶詰め時に(発酵時に自然発生する)ワイン内に溶け込んだガス抜きを行ってからSO2を添加します。 しかしパカレ氏は瓶詰め時にもSO2を全く使用しない為、酸化を防ぐ意味でCO2(ガス)を故意に残しています。
自然派ワインの良さをしっかりと理解するとともに、自然と人間の共存とはどうあるべきか。自然派ワインを飲みながら物思いにふけるのも良いですね🍷
それではまた次回をお楽しみに~🐟🍷
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